新型コロナウイルス感染症対策について
新型コロナウイルスとは、発熱やせきなどの呼吸器による症状が1週間前後続く感染症です。
2019年12月以降、中国・武漢市の市場の関係者から感染が始まり、現在では全世界に広まっています。
日本国内では2020年1月に武漢市に渡航歴のある方の感染が確認されて以降、感染者数が日々増加傾向にあります。
感染経路について
感染源は現在調査中ではありますが、感染者と濃厚接触することによる「飛沫感染」、ウイルスに汚染された環境に触れると発症する「接触感染」が原因と考えられています。
飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみといった飛沫とともにウイルスが放出され、1mの範囲内で周りの人に感染させることです。
接触感染は、感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後にその手で周りのものに触れるとウイルスが付着し、他の人がそれに接触した手で口や鼻を触ると、皮膚や粘膜から感染することをいいます。
密閉された空間において近距離で会話をするなど、不特定多数の人と接触しやすい環境であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染が拡大するリスクがあります。
当院における対策として
エピオスエコシステム
歯科医院で使用するお水は、患者様が治療を受ける際にうがいや手洗いに多く利用されるので、常に清潔かつ衛生的でなくてはなりません。
そこで、当院では衛生的な治療水を提供してくれる残留塩素濃度補正システム「エピオスエコシステム」を導入しました。
20ppmの次亜塩素酸をデンタルチェアの回路に流すことで、タービンから排出するお水全てを瞬時に消毒します。
これによってタービンが原因で医院内の空中に舞っている細菌、ウイルスを死滅させます。
非常に高い殺菌力を持っているので、安全性に優れたウォーターシステムです。
消毒液(次亜塩素酸水)を無料で提供しています
現在、当院ではこのエピオスエコシステムから作られた消毒薬(次亜塩素酸水)を無料でお分けします。
500mlのペットボトルに氏名を記入して、コンビニやスーパー等のポリ袋に入れていただきご持参ください。おおよそ1ヶ月に1本のペースでお分けできます。
※忙しい時間帯はお預かりして、後日お渡しさせていただきます。
※しばらく実施してみて、時間を取られすぎる場合は予告なく中断する可能性があります。
次亜塩素酸水とは、強力な細菌力と安全性を持ったお水で、歯科治療においては歯垢などを取り除いた後にお口の中をゆすぐと殺菌力がアップします。
※刺激の強いカビーキラーの成分、次亜塩素酸ナトリウムは違うものです。
現在、いつまで効果があるかは検証中ですが、3週間までの効力を確認しています。
水道水の残留塩素濃度は 法律で0.1ppmとされています。それの200倍の濃度ですが飲むことも可能なくらい安全かつ、ウィルスをエタノールと同様に不活化できます。
しかし、PHが弱酸性のため、うがいすると歯垢が固着するので適しません。喉のうがいには使えますが、うがいは感染症に効果がないと言われています。
また保存は栓をしっかり締めて、冷暗所でお願いします。光が当たると分解して効力がなくなります。
口腔外バキューム
口腔外バキュームは「口腔外吸収装置」ともいい、治療中に漏れる飛沫粒子をお口の外で吸引する装置のことです。
歯や矯正装置それに補綴物等を削る際には有害な粉塵が飛び散り、診療室内の空気が汚染する恐れがあります。
しかし口腔外バキュームを使うことによって、粉塵や空気中にある微細なゴミや細菌なども吸引してくれるので、衛生的な環境で治療することができます。
当院を利用される患者様へのお願い
院内感染を防ぐため、患者様へ以下のご協力をお願いしております。
まず、風邪の症状や発熱があり、倦怠感や息苦しさなどがある方はスタッフまでお申し出ください。
また他の人に感染しないために無理せず休むようにしましょう。
咳エチケット
他の人に感染しないようするためには、咳・くしゃみをする時にはマスクの装着をお願いします。
マスクをお持ちでなければティッシュ、ハンカチ、服の袖を使って口や鼻をおさえるようにしましょう。
手洗い
外出先からの帰宅時、調理の前後、食事前などに石けんと流水でこまめに手を洗いましょう。
手指消毒用アルコールを使うことも有効です。
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