インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯を失ったときに歯の機能を回復する従来の治療法「入れ歯治療」や「ブリッジ治療」に代わる、新しい治療法です。

インプラント治療では、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を固定します。

使用する素材は顎の骨になじむ生態親和性の高いチタンを使用し、歯が1本ない場合から全てない場合まで、幅広い症例に適用することができます。

また、インプラント治療は入れ歯やブリッジ治療とは異なり、顎の骨に歯根を直接埋め込むため、入れ歯のようにズレたり浮いたりすることはなく、自分の歯のように快適に噛むことのできるメリットもあります。

今回は、若い方では20歳から、ご高齢の方も70歳までお使いいただけるインプラント治療についてご説明いたします。

インプラントのメリット/デメリット

メリット
  • 元の歯の働きがよみがえり、ご自分の歯と変わらない感覚を取り戻します。
  • コンプレックスを解消し、自信や積極性が回復します。
  • 形・色ともに自分の歯と変わらず、自然で美しい見た目を取り戻します。
  • 金具などの使用がなく削らない治療のため自分の歯の保護に繋がります。
  • 付け外しの必要がなく自分の歯と同じように歯磨きすればいいため、お手入れが簡単です。
デメリット
  • 外科手術が必要となります。
  • 一般的な入れ歯やブリッジに比べて治療費が高いです。
従来の治療法(入れ歯・ブリッジ)とインプラント治療との比較

歯が1本抜けた場合 【入れ歯・ブリッジ治療】
ブリッジを入れるために、両隣の健康な歯を削る必要があります。
【インプラント治療】
顎の骨にインプラントを直接埋め込むため、歯を削る必要がありません。
奥歯が数本抜けた場合 【入れ歯・ブリッジ治療】
金具に異物感を感じたり、支えている歯に負担がかかる場合があります。
【インプラント治療】
インプラントを固定する金具はありませんので、異物感がなく、他の歯に負担をかけることもありません。
歯が全部抜けた場合 【入れ歯・ブリッジ治療】
入れ歯が口の中で動いてしまい、噛みづらい・話しづらいなどの不便さを感じる場合があります。
【インプラント治療】
インプラントによって人工の歯をしっかりと固定することができ、見た目を気にすることなく、快適に食事や会話を楽しむことができます。

インプラント治療の流れ

1 レントゲン検査
現在のお口の状態をさまざまな方法でチェックします。
2 歯周病の治療(お口を清掃・除菌)
手術を始める前に歯周病治療をしっかりと行い、手術時の感染リスクを減少させます。
3 CT撮影
顎骨のCT撮影を行い、三次元の立体的な写真を取得することで、骨の状態や厚みなどを細かく診断します。また、インプラントを埋め込む位置や角度をシミュレーションします。
4 埋め込み手術
人工歯根(チタン製のネジ)を埋め込みます。手術はおよそ1~2時間で終わり、身体への負担は抜歯と大差ありません。
5 定期チェック
骨とインプラントがくっつくまで、3~6ヵ月ほど待ちます。その間に感染が起きていないかなどを定期的に検査します。
6 キャップ交換
骨とインプラントが定着したら、歯茎の中に埋まっているキャップを交換し、歯茎から出るタイプのキャップにします。
7 型取り
かぶせ物を作るため、お口の精密な型取りをします。
7 かぶせ物完成
インプラントの土台にかぶせて、インプラント治療を終了します。

インプラントQ&A

Q. インプラントの素材には何を使用しますか?
A. 体となじみの良いチタンを使用します。

インプラントは、骨となじみをよくするために表面処理が行われたチタンでできており、
人工関節など幅広い分野で使用されている生体親和性の非常に高い材料を使用します。

Q. インプラントはどれくらい長持ちしますか?
A. 治療後はインプラントを長持ちさせるためにも、定期的な管理とケアを行いましょう。

インプラントはご自分の歯と同じように、長持ちさせるためにも毎日お手入れを継続して行いましょう。
衛生士より正しいブラッシング方法の指導を受け、半年に一度は必ず定期検診にお越しください。

Q. 手術後に注意することはありますか?
A. 数日間は歯科医師の指示に従って安静にし、お食事にもご配慮をお願いします。

麻酔が切れた手術後の数日間は痛みや腫れが出ることがあります。
その間は安静にすることに加え、なるべく食事も固い物を避けるなど、ご配慮をお願いしております。